「葬儀料金の透明化」「葬儀価格の低価格化」は、今に始まったことではなく、既に10年以上も前より、全国各地の葬儀社から上っている声です。
実際に葬儀価格は2010年以降、それ以前よりも低価格となり、遺族負担も大きく減っているのは事実です。しかし、それにより、葬儀に於ける物品やサービス内容の悪化…中には、萎れた生花、100円ショップで購入した備品、故人の好きな音楽も流してあげられない、故人の思い出の写真を飾るだけで追加料金が発生した…といったことも起きています。インターネットによる格安葬儀から始まった低価格葬儀は、葬儀を出す側である遺族にとっては安心の価格でもありますが、ひと昔前なら故人にしてあげられたことができなくなったり、葬儀担当者の身だしなみや言葉遣いが著しく低下しているといった声も聞かれます。
そして、そういった葬儀担当者や葬儀スタッフの品位、ホスピタリティ性を謳いながらも、清潔感のない身だしなみ、不親切なサービス内容。コストを抑えることばかり考えてお客様の立場を蔑ろにしてしまう葬儀社の乱立を招いています。
インターネット経由で依頼を受け、最寄りの葬儀代理店に葬儀を回す仕組み…そういった葬儀紹介会社に対抗すべく低価格のみ謳う葬儀社の仕組みでは、「葬儀社」ではなく「骨焼き会社」を世に増やすだけではないかという考えから、私たちは従来よりも価格を抑えたお葬式を、私たちが責任をもって受注し、葬儀当日までしっかりとお手伝いをすることが、価格と信頼の両面から本当に安心できるお葬式であると考えます。
さざなみ堂では、現在、一般的となりつつあるインターネット格安葬儀と同価格帯でありながら、街の葬儀屋さんのようなお手伝いを両立させることが、高齢多死社会を迎えたこれからの日本のお葬式のスタンダードになっていくと考えます。